藤勝信厚生労働相、記者会見で「ゾコーバの審査を速やかに進めたい」と述べる

対策
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塩野義製薬「ゾコーバ」を速やかに審査

加藤勝信厚生労働相は30日の閣議後の記者会見で、塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルス飲み薬「ゾコーバ」について「医薬品医療機器総合機構において速やかに審査を進めたい」と述べました。厚労相は「国産の治療薬、またハイリスク患者以外の軽症者にも投与できる治療薬に対する期待は大変高い」と大きな期待をしていると述べました。

承認されれば国産初の飲み薬になります。

「ゾコーバ」最終段階の臨床試験(治験)で効果を確認

新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ」を開発する塩野義製薬は28日、最終段階の臨床試験(治験)で効果を確認できたという解析速報を公表しまし。オミクロン株に特徴的な症状の消失までの時間が偽薬投与群に比べて短いことが確認できたものです。

最終段階の治験は今年2月から7月まで、日本や韓国、ベトナムで12歳から70歳未満の患者1821人を対象に実施し、薬を服用するグループと偽薬のグループを比較。主な解析対象者約千人での有効性は、症状消失までの時間が、偽薬投与群に比べて短いことが統計的有意差をもって確認できました。

症状改善を示した治験結果としては世界初

同社によると、症状改善を示した治験結果としては世界初。安全性については重大な有害事象は見つかりませんでした。

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