ワクチンが来ない!

ワクチン 経過と近況

明石市・丹波市にワクチンが届かず市長が怒り

兵庫県明石市の泉房穂市長が国からワクチンが届かず怒り心頭。

『希望した量の半分以下しか来ない。このままでは3万回分のワクチン接種ができない』

 明石市では9月末に全市民への接種完了を目指しているのだが、7月6日に配送されるファイザー社のワクチンは、希望していた47箱(5万4490回分)を大きく下回る22箱分(2万5740回分)しかなく、その差である約3万回分のワクチンが不足するというのだ。このままでは7月中旬から予約を一旦停止しなくてはならない。

 

明石市VRSの入力が遅れていた

明石市の泉市長に確認したところ、VRSの入力が遅れていたために、急遽職員をかき集めて入力を急いだのだという。ただ、政府が指定する日時には間に合っていなかったようだ。

ワクチン申請数水増しして申請

政府が確保しているモデルナワクチンは9月末までで5000万回分なのに対して、4500万回分の申請が来た。各市町村の申請通り送るとワクチンが不足してしまう。

政府は、「自治体の大規模接種も企業の職域接種もワクチンを多めに申請しているケースが散見される。」ワクチン配布を一旦止めて、中身を精査しないといけなくなった。

ワクチンは余った分は他の市町村に送ることが出来ずに廃棄しなくてはいけない。余った場合は『ワクチンロス』にもつながりかねない。

 

自治体側のミスや不正は隠し政府を批判

ワクチンが送られてこない理由は、

  1. ワクチン接種が順調に進んでいない。
  2. 政府への報告・申請を怠っている。
  3. ワクチンを水増しして請求している市町村がある。

ためである。

ここには、地方自治体の長がワクチン接種でポイントを稼ぎたいがための「エゴ」が働いている。ワクチン接種を迅速に進めるためにも、素早い報告・正しい申請を怠ってはいけない。

職域接種用の7月5日週のワクチン納品量の決定方法について

厚生労働省の職域接種用の7月5日週のワクチン納品量の決定については、次のようになっている。

  1. 初回の申し込みに関しては、予定回数を納入量とする。
  2. 2回目の発送の場合、接種実績が納入した分を下回る場合、納入量を調整する。
  3. 3回目の発想の場合、期限までにV-SYSに希望量が登録されなかった場合には、希望量なし(納入量0箱)とする。接種実績が納入した分を下回る場合、納入量を調整する。
  4. 4回目又は5回目の企業の場合、期限までにV-SYSに希望量が登録されなかった場合には、希望量なし(納入量0箱)とする。(在庫)が認められる場合には、それを差し引いた量を納入量とする。

1. 厚生労働省の職域接種用の7月5日週のワクチン納品量の決定方法について

7月5日週の配送が初回の企業分
・ 週当たり接種予定回数(1~4週目)を納入量とする。

2. 7月5日週の配送が2回目の企業分
・ 週当たり接種予定回数(1、2週目)を納入量とするが、V-SYSに登録された希望量がこれを下回る場合には、希望量を納入量とする。
・ ただし、6月28日週までに納入予定のワクチン量と7月5日週の納入予定のワクチン量の合計が総接種予定人数を上回った場合は、更に調整を行い、 7月5日週の納入量を減算する。

3. 7月5日週の配送が3回目の企業分
・ V-SYSに登録された希望量(7月5日週配送・7月12日週の接種に必要なワクチン量)を納入量とする。(ただし、原則、週当たり接種予定回数(3週目以降)が上限)
なお、期限までにV-SYSに希望量が登録されなかった場合には、希望量なし(納入量0箱)とする。
・ ただし、6月28日週までに納入予定のワクチン量と7月5日週の納入予定のワクチン量の合計が総接種予定人数を上回った場合は、更に調整を行い、 7月5日週の納入量を減算する。

4. 7月5日週の配送が4回目又は5回目の企業分
・ V-SYSに登録された希望量(7月5日週配送・7月12日週接種に必要なワクチン量)を納入量とするが、6月14日週配送
・6月21日週接種予定分までのワクチン量と6月21日週までの接種実績に差(在庫)が認められる場合には、それを差し引いた量を納入量とする。
(原則、希望量については週当たり接種予定回数(3週目以降)を上限とする。この際、2回目接種分を別途保証する。)
なお、期限までにV-SYSに希望量が登録されなかった場合には、希望量なし(納入量0箱)とする。
また、7月5日週の配送が4回目の企業分で、6月28日週までに納入予定のワクチン量と7月5日週の納入予定のワクチン量の合計が総接種予定人数を上回った場合は、7月5日週の納入量を減算する調整を行う 。
上記の方法で算出された納品量の合計が供給可能量を上回った場合は総量調整として、一律に供給量を減算する場合がある。

調整枠についてはワクチン使用率が大きい市町村に対し配分

都道府県に配布された事務連絡には、ワクチンの割り当てについて「調整枠についてはワクチン使用率が大きい市町村に対し配分」と記載されて、上位の市町村がリスト化されていた。

ワクチン接種の早い“優秀な市町村”については、希望通りのワクチン量が配られる、つまり「満額回答」ということになる。

アストラゼネカ製の使用?

自民党の新型コロナウイルスワクチンに関するプロジェクトチーム(PT)は29日、英アストラゼネカ製ワクチンの活用を検討するよう政府に提言する方針を固めた。

米モデルナ製ワクチンが不足しているため

  1. 自治体が独自に設ける接種会場では、モデルナ製ではなく、米ファイザー製を使うことも提言する。
  2. 英アストラゼネカ製ワクチンの活用を検討するよう政府に提言する。

ただ、これから若い人の接種が進む。重大な副反応の恐れのあるワクチンは若者には控えたい。

 

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