東京都新型コロナ371人の感染確認

東京都は、新たに371人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。なお、グラフの赤い点線は1週間の平均を表しています。グラフからも分かるように明らかに減少傾向が見られます。
65歳以上の感染者は127人で全体の34%で高齢者の割合が高くなっています。
65歳以上は重症化するリスクが高いのでなんとか感染を抑えたいところです。家庭、施設をはじめ、重症化リスクの高い高齢者への感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、基本的な感染予防策を徹底する必要があります。
東京都の実効再生産数は、0.77と減少傾向
・53%の194人は、これまでのところ感染経路が分かっていません。
感染経路不明は、保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。
なお、感染経路不明者のほとんどは、飲食店で感染したものであることも分かってきています。
・2月10日の検査実施件数は、2084件です。
・2月12日までの7日間の検査人数の平均は、6309.4人です。
・陽性率は5.0です。
・2月12日の時点で、東京都の実効再生産数は、0.77と減少傾向を示しています。
年齢別感染者数と割合

東京都の高齢者の感染確認者の割合が高いままです。
逆に、20歳代の感染は、以前より減ってきています。20歳代から40歳代は夜に一杯飲みたいと言う欲求を抑え、自己管理が出来ているのでしょう。
病院や老人ホームでクラスターが発生し高齢者が感染するケースが増えてきています。しかし、それ以上に感染者がいます。高齢者の感染の増加は、酒の提供を伴う飲食店での感染が多いと予想されます。

高齢者の感染が急増、高齢者の濃厚接触者を集中して調査
世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は193人で全体の52%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、家庭内・職場内・飲食店で感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。常に、注意を怠ることのないようにしてください。
20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは209人で全体の56%です。この世代が飲食店で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。
今感染が拡大しているのは、20歳代から50歳代が会食をして感染し、家族に広めているのです。緊急事態宣言中であっても飲酒・飲み会や夜遊びの習慣を絶つことの出来ない人が大勢いることが分かります。
大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食は控えてほしいと思います。
高齢者の感染割合が増加している
高齢者(60歳以上)の感染者数は136人で37%です。引き続き高齢者の感染確認者の割合は高いです。60歳以上は、重症化するリスクが高いです。ワクチン接種までは、できるだけ外出を控え自粛生活をしてほしいと思います。

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重症者は1.6%と絶対数は減り、割合は微増

都内で今まで感染が確認された人の数は10万6505人です。
都の基準で集計した重症の患者は、103人(-1)で全体の1.6%です。
東京都の重症者の割合極めて低い原因は、若者の感染者数が多いため重症者の割合は相対的に低くなるためです。

重篤者の年代は、30歳代1人、40歳代2人、50歳代10人、60歳代28人、70歳代45人、80歳代14人、90歳代3人となっています。
重症になる患者を性別で見ると、男性84人、女性19人と圧倒的に男性が多いです。
・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は10万170人。
このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきていました。一時的に11日以降は再び増加に転じましたが、16日以降は、お亡くなりになる方いたり、退院したりする人がいるため、入院中の重症者数は減少したり、増加したりを繰り返しています。現時点では、重症者は、感染者の減少から1週間遅れて減少傾向に転じています。
この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方には致命的に体を破壊する恐ろしい病気です。感染が拡大している時期は、高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。
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