術後補助化学療法
大学病院で生研後、リンパへの転移があったので術後補助化学療法を受けることになりました。
大腸がんは、がんを完全に切除したと考えられても、目に見えないほどごく小さながんが体内に残っていて、それが時間とともに少しずつ大きくなることがあります。これを再発といいます。この再発を防いだり、できるだけ再発が起こる時期を遅らせたりするために行われるのが「術後補助化学療法」です。
抗がん剤は癌細胞をなくしたり、減らしたりする薬ですが、とても強力です。そのため、副作用も激しく出ます。ここでは、毎日の副作用につて実体験したことを書いていきます。
抗がん剤治療の12日目になりました
抗がん剤治療の12日目になりました。今の時点でに耐え難く苦痛に感じるほどの副作用はありません。日に日に苦痛に感じることは治まり、食欲も増してきました。体のだるさや違和感は全くないわけではありません。時間とともに波のように強く感じたり、まったく気にならなくなったりしています。
CAPOX療法の実際と副作用について
1 CAPOX療法とは?
2 CAPOX療法における副作用;手足症候群対策
3 CAPOX療法における副作用;悪心・嘔吐、食欲不振対策
4 CAPOX療法における副作用;口内炎対策
5 重大な副作用に至る可能性がある主な自覚症状
6 自覚症状がない副作用、検査によって分かる
抗がん剤治療中に日常生活で気を付けること
- 食事食べたらすぐに寝ない。
- 1回の食事の量を減らす。
- よく噛んで口の中で食べ物を消化するぐらいの気持ちになって食べる。
- 水分を多くとる。1日1リットル以上。
- スキンケア
・手足を清潔に保つ
・手は1日に5回以上保湿剤を塗る。手のひら・爪
・足は1日に3回以上保湿剤を塗る。足の裏・爪
・常時、手袋・靴下を身に付ける。 - 冷たい物に触らない。
- 冷蔵庫に入っている飲み物をそのまま飲まない。
- 寒い日は外に出ない。
- 外出する時には日焼け止めを塗る。
- 2時間ごとに水道水でうがいをする。ぐちゅぐちゅうがい。(口の中の細菌は2時間で増殖するため、うがいで菌を出す)
- 柔らかい歯みがきで軽く歯を丁寧に磨く。
- 口の中を清潔に保つ。
- 抵抗力が落ちているので、非感染対策を徹底する。「新し生活様式」を守り、常に実践する。
- 抵抗力が落ちるので過度な運動(仕事)はしない。
- 腸内環境を整えるために、小腸、大腸まで届く乳酸菌飲料を毎日どちらも食べる。
女性であれば自然に出来ていることかもしれませんが、スキンケアなど男性は初めてする方もいるかもとおもいます。しかし、これらを怠れば重大な副作用に至るリスクが高まります。半年間、徹底的に実践する必要があります。以上の項目を生活習慣として確実に身に付けましょう。
注射部位反応について
注射部位反応とは、オキサリプラチンの点滴の為に針をさした部分、およそ20cmのあたりがしびれたり、痛みを感じたりすることです。これはほぼ全員に起きるそうです。
防ぐことはできませんが、2・3日で気にならない程度におさまります。完全に痺れがなくなるには1週間程度かかりますが、日にち薬で済みます。
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