12月18日大阪 新型コロナ 309人感染確認

経過と近況

大阪 新型コロナ 309人感染確認

大阪府は、府内で新たに309人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。 

全体的に感染者数は減少傾向にあります。このまま減少するればうれしいです。行政・府民が一致協力し努力した賜物と言えます。

でも、油断・緩みは禁物です。行政・府民がスクラムを組んで新型コロナウィルスに打ち勝ってほしいと思います。

年齢別陽性者数

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。若い人だけでなくどの世代も感染者を出しています。18日には、10歳未満の感染者が0になっています。陽性率は、5.9%です。

 

大阪は高齢者の感染者が極めて多い

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は156人で全体の51%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

また、感染しても初期の段階では症状が軽く感染に気が付きません。したがって、新型コロナウィルスに感染したすべての人が感染に気がつかず、ステルスに感染を広めているのです。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

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大阪では高齢者も市中感染している可能性がある

社会活動が活発な20歳代から50代までは176人で全体の57%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が109人で全体の35%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。

 

高齢者も感染を広める

大阪の方に「大阪では高齢者は不要不急の行動を控えるべきだ」と言ったら、

「新型コロナウィルスを感染させているのは無症状な若者だ」と言い返してきました。

とんでもない誤解です。この病気は後々重症化する患者でも、発病初期には症状が出ず感染に気がついていない人が多いです。症状に気がつかず感染を広めるのは若者だけでなく、感染者全員なのです。

大阪は、重症者が156人(1日の重症者10人)と多い

大阪は、重症者が156人(1日の重症者10人)と極めて多いです。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が橙色です。

東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、60歳代、70歳代、80歳代の感染者が多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が18%対して、大阪府では35%となっています。大阪は東京と比較して全体の感染者数は少なくても、高齢者の感染者は同じです。すなわり、大阪は高齢者の感染する割合は多いのです。高齢者感染者は割合では、東京の2倍近くあります。大阪では高齢者の無頓着な行動や気の緩みが顕著に統計に表れています。

高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪の感染状況は感染者数は減っても、高齢者の感染者が多くまだまだ危険であると言えます。

 

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