12月10日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況
3d coronavirus infection spread covid-19 pandemic background

2020年 12月10日 
国内感染者16万9446人 死亡者2487人
世界感染者6822万5313人 死亡者155万6822人

国内2811人の感染確認

全国で2811人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は16万9446人
・亡くなった人は2487人

都市部から地方へ感染が広まりつつある。

陽性者数が100人を超える都道府県は、
東京都572大阪府427、埼玉県145、神奈川県152、愛知県245北海道197、兵庫県158人です。
陽性者数が多い都道府県は、
千葉県93、福岡県54、京都府75、沖縄県43、広島県42、静岡県38、群馬県49、岐阜県36、奈良県33、宮城県43、長野県25、広島県77人です。
・9日に陽性者が急増した都道府県
鹿児島県40、大分県21人

東京や大阪といった大都市だけでなく、地方の都市にも感染が拡大している傾向が見られます。

要請程度では酒好きな人の欲望を制御できない

感染の状況から考察すると、感染拡大の最大の原因は、気の緩みです。出歩くことや旅行・スポーツ等をすることが問題でなく、感染対策を怠る気の緩みが問題なのです。 

飲食・スポーツ・喫煙・休憩時のマスクをはずして会話等には特に気を付けてほしいと思います。出張、旅行、イベント等で出かけた先でお酒を伴う飲食をする時にも、感染に十分気をつけてください。

また、疲れている時、激しい運動をした時には抵抗力が落ちています。注意力も低下し、マスクを装着することを忘れがちになります。特に、気を付けてください。

要請程度では酒好きな人の欲望を制御できないため、感染拡大を抑えることが難しいように思われます。さらに拡大が続くとより厳しい制限をしなくてはいけなくなるので、ここは我慢してほしいと思いです。

重症者は全体の1.9%と急増している

重症者は555人(+19)で全体の1.9%で重症者の数から推定される死亡率は、0.5~0.6%となります。

重症患者が急増しています。強毒な新型コロナウィルスが海外から流入しているのかと疑われるほど、重症者はここにきて増加してきています。感染が拡大し高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。割合は低いですが、全体の感染者が増加しており、当然重症者の絶対数は増加しています。

症状が改善して退院した人などは13万8994人。

 

東京都572人の感染確認

東京都は9日、572人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 

 

年齢別感染者数と割合

9日の発表では、20歳代と30歳代が多く、20歳代は130人で全体の23%で、30歳代は116人で20%です。東京都の感染確認者の5人に1人は20歳代もしくは30歳代となています。20歳代の感染者が多いのが東京都の特徴でが、今週に入り30歳代の感染も増えてきました。

仕事で疲れている時、大学の部活等で過激にスポーツをした後は抵抗力は落ちています。ほっと一息つく時が危険です。ミーティング中、休憩中、昼食、ロッカルーム・更衣室での着替え等の時には必ずマスクを着用し、出来れば社会的距離も十分確保してほしいと思います。

また、仕事後の接待や飲酒を伴う飲食も感染が拡大しているこの時期には我慢してほしいです。

56%は感染経路不明

・56%の322人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。

健康な人がウィルスを運ぶ

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は375人で全体の66%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

 

20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは397人で全体の69%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

高齢者は重症化リスクが高い

高齢者(60歳以上)の感染者数は126人で22%です。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。

高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

次亜塩素酸水生成器

 

水道水と家庭用食塩だけで、電解次亜水(次亜塩素酸含有食塩水)を生成できる機械です。簡単に殺菌力の高い、除菌水が作れます。

除菌・消臭に!肌への刺激が少なく、安全性の高い殺菌方法です。
→→→次亜塩素散水生成器についてもっと見たい

重篤者は1.2%と重篤者にしては多い

都内で9日までに感染が確認された4万4927人のうち、入院中の人は8日より30人減って1820人でした。

都の基準で集計した重篤の患者は、59人(-1)で全体の1.2%でした。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万9970人。

重症者が増えてきている

 

このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきています。この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方は致命的に体を破壊します。高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。

 

大阪 新型コロナ 427人感染確認

大阪府は、府内で新たに427人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。 

年齢別陽性者数

大阪の感染の傾向はどの年代による感染者数の違いがすくないことです。どの世代も感染者を出していると言えます。

大阪は高齢者の感染者が極めて多い

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は253人で全体の59%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

大阪では高齢者も市中感染している可能性がある

社会活動が活発な20歳代から50代までは270人で全体の63%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が114人で全体の27%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。大阪では高齢者も含め、夜になると酒を伴う飲食をどの世代も楽しむ習慣が身に付いているよううです。市中感染が拡大しているこの時期は、がまんしてほしいものです。

高齢者も感染を広める

大阪の方に「大阪では高齢者は不要不急の行動を控えるべきだ」と言ったら、

「新型コロナウィルスを感染させているのは無症状な若者だ」と言い返してきました。

とんでもない誤解です。この病気は高齢者であっても、発病初期には症状が出ず感染に気がついていない人が多いです。症状に気がつかず感染を広めるのは若者だけでなく、感染者全員なのです。

なお、まったく症状が出ず感染に気がつかない人でも、体の中ではウィルスが緩やかに増殖し、肺や神経を破壊しているのです。肺や神経は回復が難しくずっと後遺症が残りますので、この病気をなめてはいけません。

大阪は、重症者が147人(1日の重症者11人)と多い

大阪は、重症者が147人(1日の重症者11人)と極めて多いです。重症病床の使用率が初めて70%を超えました。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が褐色です。

東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、60歳代、70歳代の感染者が多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が22パーセントに対して、大阪府では27パーセントとなっています。大阪は東京と比較して感染者数は少なくても、高齢者の感染が多いです。

高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪は東京と比較して極めて深刻な状態となっていますので、高齢者は大着をしないで府の警告を厳守するようにしてください。

 

北海道 197人感染確認

道内の9日の感染確認は合わせて197人となりました。
これまでに札幌市が95人、函館市が7人、小樽市が2人、旭川市が26人の感染が確認されています。

海外

日本時間の9日午後3時の時点で、世界全体で6822万5313人となりました。
また、亡くなった人は155万6822人に上っています。

感染者が多いのは、アメリカで1516万4885人、インドが973万5850人、ブラジルが667万4999人、ロシアが249万2713人、フランスが236万3196人です。

新型コロナ類似ウイルス 日本固有種コウモリからも検出

東京大の村上晋・准教授(ウイルス学)らの研究チームは日本固有種のコウモリからも似たウイルスを検出したと、米疾病対策センター(CDC)の専門誌「エマージング・インフェクシャス・ディジージズ」に発表した。

人の細胞に感染しないため、村上さんは「このウイルスが新型コロナの直接の起源ではない」とみている。

【参考】新型コロナ類似ウイルス 日本固有種コウモリからも検出 東大研究チーム発表

コロナ重症患者 13%で血栓症

厚生労働省研究班などの調査チームは、新型コロナウイルス感染症の重症患者の13%で、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞などの血栓症がみられたとする報告書を公表した。調査チームは「重症例における血栓症の頻度は相当高く、予防すべき重要な合併症と言える」として対策を求めている。

更に詳しくは→→→コロナ重症患者 13%で血栓症

米ファイザーのワクチン 英でアレルギー反応

英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は、新型コロナウイルスのワクチンでアレルギー反応が出る可能性があるとして注意を呼びかけた。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました