高齢者や基礎疾患のある方の感染を減らすことが重要
新型コロナで重症化しやすいのは高齢者および基礎疾患を持つ人です。
新型コロナを国内から排除することが難しい現状においては、こうした重症化リスクの高い方が感染することをいかに減らすかが重要になります。
高齢者および基礎疾患のある方が感染することを減らすことで、
・日本国内の新型コロナによる死者数を減らす
・重症者増加による医療機関の負担を減らす
ことが期待されます。
高齢者や基礎疾患のある方の感染を減らすことが重要です。
高齢者の感染源は「家庭内」「高齢者施設」
いままで、高齢者、特に70代以上では「家庭内」「施設」での感染がほとんどでした。しかし、高齢者や基礎疾患のある方が、若者と同じように社会生活を活発化させれば、「家庭内」「施設」以外での感染リスクが高まります。
そうした状況で、Go Toキャンペーンの利用に関連して、65歳以上の高齢者と基礎疾患のある人に都内を発着する旅行の利用自粛が呼びかけました。わずかですが重症者を減らす効果が期待できます。
経済を活発化すると同時に重症者対策に重点を置くべき
Go Toキャンペーンによって人と人との接触が増え、また会食の機会が増えることは間違いのないことと思われます。
コロナ禍の中でも、ある程度経済を活性化させるためには、Go Toキャンペーン等の対策は欠かせません。しかし、感染リスクが伴います。
会食が新型コロナの感染者を増やすこと自体は海外では複数の研究から示されています。高齢者や基礎疾患を持つ方をGo Toキャンペーンから除外することで、感染者数は増えるかもしれないが、医療リソースを消耗する重症者を減らすことができます。
重症者や基礎疾患のある方には「不要不急」の外出を控えてもらう、または、制限することで重症者を減らすことができます。
コロナ禍で崩壊まじかであり、困窮しきっているのは医療現場だけでなく、サービス産業はもっと深刻です。経済を止めることは得策ではありません。経済を活性する対策を推進すると同時に、重症化するリスクの高い高齢者や基礎疾患のある方が感染しないための徹底した対策が必要です。
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