気候よりも人の行動が感染に大きく影響する
新型コロナウイルスについても気温や湿度が下がる冬場にさらに流行しやすくなる可能性が指摘されています。
アメリカのメリーランド大学などのグループはことし3月上旬までの世界の50都市について、気温や湿度と新型コロナウイルスの流行の関係を分析しました。その結果、感染者が多かったのは平均気温が5℃から11℃で比較的、湿度が低い地域に集中していたということです。
別の研究では、寒くて乾燥した状態はウイルスの拡散を促す要因とみられるとしたものの、それだけでは感染の広がりをすべて説明できるわけではないと結論づけています。
気温や湿度より、人の移動や人口、それに都市部の人口密度などが感染の広がりに大きく影響していると言えます。
寒くなると暖を求め一か所に人が集まり、さらに、部屋の換気を怠るため感染者が増える。無意識にコロナ対策よりも寒さ対策を選択してしまっているのだ。
寒さ対策に気を取られ、コロナ対策を怠ることのないようにする必要がある。
季節に関係なく、
- マスクの着用
- 定期的な部屋の換気
- 手洗いなど、基本的な感染対策を徹底すること
を怠らないことが重要です。
換気と湿度の管理 どう行うか
換気
1 換気を行う前に部屋を十分暖める。
換気する前に暖房をつけて部屋の中をしっかり暖めるといいです。朝起きた時も部屋の中をしっかり暖めると窓を開けて換気をした時に比較的寒く感じづらいです
2 部屋の中の対角線上にある2か所の窓を開ける
対角線上に窓がない場合はキッチンの換気扇をつけるのが有効だそうです。
湿度の管理
1 水分を部屋の隅々まで運ぶには、加湿器をエアコンの風があたるところに置くと水分がしっかり遠くまで運ばれる
2 洗濯物を室内に干すことでも乾燥を防ぐことができる
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