大型連休では、各地の公園・観光地は大勢の人出でにぎわいました
最近ではしっかり気が緩みついコロナのことを忘れて行動してしまうことがあります。街でもマスクをしないで自転車に乗る人をよく見かけるようになりました。行動制限がなかった今年の大型連休では、人々の移動は感染拡大前と同じように各地の観光地は大勢の人出でにぎわいました。
連休前までは、新規感染者数は徐々に減少していましたが、連休の後半からは沖縄で過去最多となり、東京では4日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。
一時的に、感染者数は増えているように見えますが、この連休の影響が出てきているのでしょうか?このまま増え続けるのでしょうか?
今後の見通しはどうなるでしょうか?
ワクチンの接種で感染者数の大幅な増加はない
感染者数は2月以降減少してきた
このグラフは、2022年2月以降の新型コロナ感染者数を表したものです。2月の初めで感染がピークを迎え、2月以降は減少傾向が続きました。
大型連休直前の先月27日には一日で4万6000人余りでした。
連休中の6日には一日でおよそ2万2000人となりました。大幅に減少しています。
ところが、連休が明ける、7日には一日で3万9000人余り、8日には4万2500人余りになり増えつつあるように見えます。
どうして連休中には極端に減少し、連休明けに急増したのでしょうか?
大型連休でコロナ感染確認者が減少し、連休が明けて増加した理由
連休中にコロナの感染確認者数が、連休前よりも急に減った理由は、休日の為に検査をしなかったためです。また、連休明けになると、検査が再スタートし連休前に戻っています。
今のところ新型コロナの感染者数は連休後も減少傾向が続くと予想されます。
ワクチン接種が進んでいる間は、抗体が有効な間は感染は減少する
現在3回目のワクチンの接種率は5月10日の時点で
・高齢者で90%近く
・全体で55%
ワクチンの接種が進みワクチンによる免疫が有効な間は、感染者数の大幅な増加はないでしょう。しかし、数か月すれば、徐々に感染してしまう確率を増えますので、引き続き感染対策を怠らないようにしてください。
熱中症のリスクが高い場所では「マスクをはずす」
夏に向けて、気温・湿度が高くなり、熱中症のリスクもあると指摘し、ソーシャルディスタンスを保てる屋外では、マスクをはずすことも必要となります。
マスクを外す状況として、
- 外遊び
- 学校の体育・部活動
- 公園、山・川・海、散歩やジョギング
など、暑い中で運動をし、体温がさらに増加すると思われる場面では、熱中症のリスクが高まりますのでマスクをはずしましょう。お子さんの場合、正しい判断ができないこともありますので、親や指導者が声をかけるようにしてください。
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