塩野義製薬は、新型コロナ経口抗ウイルス薬を厚生労働省との間で薬事承認が行われることを前提に、100万人分を購入することで基本合意したと発表しました。

ワクチン 対策

塩野義製薬は、新型コロナウイルス感染症治療薬として開発中の経口抗ウイルス薬(開発番号:S-217622)の国内供給に向けて、本日、厚生労働省との間で薬事承認が行われることを前提に、100万人分を購入することで基本合意したと発表しました。

国産の経口治療薬に対しては初めての締結となります。国内を中心に感染患者に本治療薬を広く提供できるよう、日本政府が承認後速やかに100万人分を購入し、それ以降についても一定数量を確保する方向で、協議が行われる予定です。

後藤厚生労働大臣は、薬事承認については「海外で承認がされているものではないことから『特例承認』と比べ慎重な審査が必要だ。早期実用化に向けて優先かつ迅速に審査を進め、安全性や有効性が確認された場合には速やかに承認し、必要量を供給したい」と述べました。

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