3/23東京都新型コロナ337人の感染確認(15時時点)

経過と近況

3/23東京都新型コロナ337人の感染確認(15時時点)

東京都は、新たに337人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。なお、グラフの赤い点線は1週間の平均を表しています。

こちらのグラフは2月1日から本日までの感染確認者数のグラフです。赤い点線は7日間平均の変化を表しています。7日間平均を見ると、先々週から下げ止まりが始まり、一時期平行ラインとなっていましたが、3月に入り上昇していることが分かります。

65歳以上の感染者は72人で全体の21%で高齢者の感染がまだ多いです。

 

重篤化しお亡くなりになる方はほとんど高齢者

3月22日に発表された、お亡くなりになった方の人数は7人です。

年齢別では、70歳代4人、80歳代2人、90歳代1人となっています。女性が2人、男性が5人です。

重症化した人を性別で分類すると圧倒的に男性が多いです。ところが死亡者数はほぼ男女同じです。新型コロナでお亡くなりになる方は、女性は平均寿命より若く、男性は平均寿命と変わりません。

女性の方でご高齢で既往症のある方は絶対に感染しないように気を付ける必要があります。

また、お亡くなりになる方は、コロナが死因と言いながらもご高齢で寿命でなくなる方がほとんどです。しかも、そのほとんどに人が既往症のある方でもあるのです。

先週1週間(15日~20日)に発表されて東京都の死亡者

日本においては、コロナが原因でなくなる方は非常に少なく、高齢や既往症が原因でなくなる方がほとんどです。しかし、日本ではコロナに感染して死亡した方はすべて死亡原因をコロナとしてカウントしているのです。

外国では新型コロナは恐ろしい疫病かもしれませんが、日本においては新型コロナが流行したと言っても日本人の平均寿命が縮まるということはありません。むしろ、新型コロナが流行した2020年度は日本人の平均寿命はのびました。

大げさに騒ぎ立てるのでなく、日本人の実態に合わせて適切な対応をしてほしい物です。

年齢別感染者数と割合

本日も変異株の影響でしょうか、20歳未満の感染が目立ちます20歳未満がこれほど多く感染することは今までありませんでした。

20歳代の感染がまた増えてきました。この世代は、感染しても無症状の人が多く、同世代の友達・同僚に移す可能性が高いです。食事・ミーティング等の際にも感染対策を怠らないでほしいです。

また、20歳から50歳までの勤労世代の感染も多いです。仕事が終わってちょいと一杯を我慢が出来ないことが、気の緩みです。人は酒が入ると声が大きくなり、多くの飛沫を飛ばしているのです。

ウィルスを家庭に持ち込み、家族に感染させることなどあってはいけません。ここしばらくは、仕事帰りの飲食は控えるようにしましょう。

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高齢者の感染が減少

世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は212人で全体の63%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、家庭内・職場内・飲食店で感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

社会活動が活発に行う20歳代から50代までは216人で全体の64%です。この世代が飲食店で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。

今感染が拡大しているのは、20歳代から50歳代が会食をして感染し、家族に広めているのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食は控えてほしいと思います。

高齢者(60歳以上)の感染者数は82人で24%です。高齢屋の割合が非常に高いです。高齢者は重症化する確率が高いので、医療を圧迫します。高齢者は感染しないように自主的に行動を規制してほしい物です。

 

東京都の実効再生産数は、1.06

感染経路

・22日で46%の86人は、これまでのところ感染経路が分かっていません。感染経路がわかっていない人の感染場所はほとんどが接待や飲酒を伴う飲食店です。

感染が緩やかに増加

3月19日の検査実施件数は、8433件です。
3月21日の時点で、東京都の実効再生産数は1.06です。

東京都の実効再生産数の変化は、
緊急事態宣言が出された
・先月7日時点で1.28、
・先月14日時点で1.22と「1」を超えていましたが、
・先月21日時点では0.94と「1」を下回りました。

その後、
・先月28日時点で0.73、
・今月4日時点で0.75、
・今月11日時点で0.78、
・18日時点では0.82
・28日時点で0.86
・3月3日で0.96
・3月11日で1.01
・3月20日で1.05
・3月21日で1.06  と、常時1を超えるようになり毎日大きくなっています。実効再生産数が1を超えることは感染が拡大に転じたことを示します。一層厳しい対策が必要となります。

感染の下げ止まりの原因は、夜8時以降にも店を開いている飲食店にあります。絶対量は少なくても、泉のようにウィルスがそこで滾々と沸き続けているのです。感染の元凶となっている8時以降も開いている店にメスを入れない限り、これ以上の減少は望めません。

 

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