2/4大阪 新型コロナ 207人感染確認

経過と近況

大阪 新型コロナ 207人感染確認

大阪府は、府内で新たに207が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。12月に入り緩やかに減少していましたが、新年から再び上昇に転じた後、先々週に入り減少しています。

検査数及び陽性率

前日の検査数は、PCR検査4186件、抗原検査1765件で、計5501件実施しています。1日の陽性率は、3.8%で週平均は4.7%と感染者の減少を示しています。

大阪の実効再生産数は、2月2日時点で0.76となっており今後も減少を続けると予想されます。

 

年齢別陽性者数と割合

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。年代に関係なく社会生活の活動量に比例して感染しています。顕著な点は、20歳代・30歳代の感染確認者が大幅に減少していることです。20歳代や30歳代は酒に依存することなく、飲食店で飲酒をする習慣を断ち切ることができていることが分かります。それに対して、40歳代から80歳代の感染が目立ちます。夜になると一杯飲みに出る習慣から抜けきれない方もいるのかもしれません。

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健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は105人で全体の51%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

 

社会活動が活発な20歳代から50代がウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは108人で全体の52%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。あなたが感染すれば、お子様は濃厚接触者として自粛が要請され登校することが出来なくなり自宅待機になります。感染すれば気がつかないうちに家庭を破壊してしまいます。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が79人で全体の38%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。

重症者が166人(1日の重症者11人)と昨日と変わらず

大阪は、重症者が166人(1日の重症者11人)と高齢者の感染者数が多いこともあり、極めて多いです。

大阪の死者数、なぜ多い

大阪府も東京都も高齢者の感染確認の割合はあまり変わりません。しかし、絶対的に感染確認者数が少ないにも関わらず、大阪府のほうが死亡者数が多いのです。その原因として考えられることは、

  1. 大阪では昨年12月末までに高齢者施設のクラスター(感染者集団)が84件発生。1月に入って既に29件が確認され、死者数を押し上げている。
  2. 東京よりも高齢化率や3世代の同居率が高いほか、高齢者施設が多い。
  3. 昨年の10月以降の合計で見ると、新規感染者に占める60歳以上の割合は、東京は18%にとどまるのに対し、大阪は30%に達している。昨年度大阪は高齢者の感染が多かったことが影響しているのです。

などの理由があげられます。

 

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