1/8大阪 新型コロナ 654人感染確認

経過と近況

大阪 新型コロナ 654人感染確認

大阪府は、府内で新たに654人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。12月に入り緩やかに減少していましたが、今週になり上昇しています。

年齢別陽性者数

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。若い人だけでなくどの世代も感染者を出しています。しかし、最近になり20歳代の感染者確認者数が増えてきています。20歳代は163人で全体の25%です。大阪では、感染確認者の4人に1人が20歳代です。

陽性率は、9.0%です。1週間の陽性率は、7.8%となっています。感染拡大のサインが出ています。

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健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は419人で全体の64%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

社会活動が活発な20歳代から50代がウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは426人で全体の65%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が147人で全体の23%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。

重症者が168人(1日の重症者11人)とまた増えはじめた

大阪は、重症者が168人(1日の重症者11人)と高齢者の感染者数が多いこともあり、極めて多いです。新年度に入り、重症者も上昇傾向にあります。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が橙色です。

東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、70歳代、80歳代の感染者が東京より多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が13%対して、大阪府では23%となっています。大阪は東京と比較して全体の感染者数は少なくても、高齢者の感染する割合は高いです。しかし、今年に入り高齢者の感染者が減少傾向にあります。

高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪の感染状況は感染者数は減っても、高齢者の感染者が多くまだまだ危険であると言えます。

 

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