2021年 1月6日
国内感染者25万3437人 死亡者3756人
世界感染者8567万2034人 死亡者185万3334人
国内4912人の感染確認
全国で4912人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は25万3437人
・亡くなった人は3756人
・陽性者数が100人を超える都道府県は、
東京都1278、神奈川県622、大阪府394、愛知県273、埼玉県363、千葉県261、兵庫県222、福岡県187、京都府102、栃木県111人です。
・空港の検疫での感染は18人。

日本全国の感染拡大が止まらないのは、東京とその周辺都道府県の感染拡大が止まらないからです。

東京都とその近隣の4都道府県の合計で2524人で日本全体の51%を占めています。東京都だけでも日本全体の26%を占めています。日本全国の感染確認者数の4人に1人は東京都です。
北海道・大阪・東京都・東京都周辺の都道府県は、早くから感染が拡大しました。その中で、大阪や北海道はピークを迎えています。それに対して、東京と周辺3県は未だに感染が拡大しています。

このグラフは、東京都と大阪府の感染者数を表しています。グラフの緑と赤い線は1週間の平均を結んだものです。11月には感染者数は近かったのですが、大阪は減少に東京は感染拡大が続いていることが分かります。
1日時点の実効再生産数は、
全国で1.06
東京都は1.16
神奈川県1.06 と、引き続き感染が拡大傾向を示しています。
それに対して、
大阪は1.05
北海道0.98 となっています。
日本全体の感染者数の増加は、東京都が押し上げていると言えます。
本来ならピークを迎えるべき東京や神奈川が感染拡大を続けるのは、感染を拡大させる要因があるからです。
日本の感染拡大を止めるためには、なぜ、東京が未だに感染が拡大し続ける原因を見つけ出す必要があります。東京が大阪のように一時的にもピークが来なかったのは絶えず新規感染者が流入していると考えられます。
東京都さえ押さえれば日本の感染拡大は止まることでしょう。
重症者は全体の1.5%

重症患者が急増しています。高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。グラフではわずかに増加しているように見えますが、お亡くなりになる方や治療が完了して退院する方も増加しており、重症者は右上がりに増えています。
・重症者は771人(+40)で全体の1.5%です。割合が少ないのは、日本全体の若者の感染者数の増加しているからです。
症状が改善して退院した人などは20万3421人
真の重症化率は1.5%よりはるかに低い
なお、重傷者の割合が1.5%となっていますが、これはPCR検査の結果感染が確認された人から計算された重症化率です。新型コロナウィルス感染症の患者は、感染確認が出来た患者の10倍はいると言われています。もし、この説が正しいとすると新型コロナ感染症で重症化する人の真の割合は0.15%となります。
インフルエンザなどのように症状がはっきり出る病気であれば、重症化率や死亡率は正しく求めることができます。しかし、感染者が不顕在であるこの感染症では、重症化率や死亡率は現在発表されている値よりもかなり低い値になるはずです。
東京都新型コロナ1278人の感染確認
東京都は、新たに1278人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
65歳以上の感染者は158人で全体の12%です。この日の感染確認者の中には重症者はいませんでした。しかし、後日重症化することもあります。
69%は感染経路不明
・69%の881人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。
また、感染不明者の大多数は接待を伴う、または、飲酒を伴う飲食店での感染であることが分かってきています。
年齢別感染者数と割合

20歳代が多く、20歳代は356人で全体の28%です。東京都の感染確認者の4人に1人は20歳代となています。20歳代の感染者が多いのが東京都の特徴です。先週から30歳代の感染者も増えてきており、30歳代は256人で全体の20%です。東京都の感染確認者の5人に1人は30歳代です。

東京は若者の感染が多い
世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は912人で全体の71%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。常に、注意を怠ることのないようにしてください。
20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは980人で全体の77%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。
高齢者は重症化リスクが高い
高齢者(60歳以上)の感染者数は203人で16%です。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。
高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

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重篤者は0.9%と割合は少ない

都内で今まで感染が確認された人の数は6万4752人です。
都の基準で集計した重篤の患者は、111人(+3)で全体の0.9%でした。

重篤者の年代は、40歳代6人、50歳代14人、60歳代27人、70歳代41人、80歳代21人、90歳代1人、確認中1人となっています。
重篤になる患者を性別で見ると、男性84人、女性26人と圧倒的に男性が多いです。
東京都の重症者の割合極めて少ない原因は、若者の感染者数が多いため重症者の割合は相対的に低くなるためです。
・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は5万2646人。
今週に入り重症者が増加
このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきていました。一時的に11日以降は再び増加に転じましたが、16日以降は、お亡くなりになる方いたり、退院したりする人がいるため、入院中の重症者数は減少傾向にありました。しかし、今週に入り再び増加しています。1月2日は+6人、3日は+7人、4日も+7、5日+3と急増しています。
この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方には致命的に体を破壊する恐ろしい病気です。感染が拡大している時期は、高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。
大阪 新型コロナ 394人感染確認

大阪府は、府内で新たに286人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。12月に入り緩やかに減少していましたが、今年になり上昇しています。
年齢別陽性者数

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。若い人だけでなくどの世代も感染者を出しています。しかし、最近になり20歳代の感染者確認者数が増えてきています。20歳代は82人で全体の20%です。大阪では、感染確認者の5人に1人が20歳代です。
陽性率は、5.7%です。1週間の陽性率は、8.5%となっています。感染拡大のサインが出ています。正月明けには感染が再び拡大する恐れがあります。

健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める

全体的に大阪府の感染者数は若干減少傾向にあります。このまま減少するればうれしいです。行政・府民が一致協力し努力した賜物と言えます。
しかし、新年に入り上昇の兆しが見えます。クリスマスあたりに気が緩んだのでしょう。
感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は244人で全体の62%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。
社会活動が活発な20歳代から50代がウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは228人で全体の58%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。
60歳以上の感染者数が110人で全体の28%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。
重症者が161人(1日の重症者5人)とまた増えはじめた
大阪は、重症者が161人(1日の重症者5人)と高齢者の感染者数が多いこともあり、極めて多いです。新年度に入り、重症者も上昇傾向にあります。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が橙色です。
東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、70歳代、80歳代の感染者が東京より多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が16%対して、大阪府では28%となっています。大阪は東京と比較して全体の感染者数は少なくても、高齢者の感染する割合は高いです。大阪では高齢者の気の緩みが顕著に統計に表れています。
高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪の感染状況は感染者数は減っても、高齢者の感染者が多くまだまだ危険であると言えます。
海外
日本時間の5日午後3時の時点で、世界全体で8567万2034人となりました。また、亡くなった人は185万3334人に上っています。
感染者が多いのは、アメリカで2081万7140人、インドが1035万6844人、ブラジルが775万3752人、ロシアが322万6758人、イギリスが272万1622人となっています。
首都圏は感染爆発相当
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は5日、「埼玉、千葉、東京、神奈川の首都圏では、既にステージ4(爆発的感染拡大)に相当する対策が必要な段階に達している」として、行政機関や大企業での極力7割のテレワーク実施やイベント開催要件の強化などを求める緊急提言を発表した。
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