12月24日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況
3d coronavirus infection spread covid-19 pandemic background

2020年 12月24日 
国内感染者20万6988人 死亡者3069人
世界感染者7801万1432人 死亡者171万7055人 

国内3271人の感染確認

全国で3271人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は20万6988人
・亡くなった人は3069人 

死者と感染確認ともに過去最多となりました。

陽性者数が100人を超える都道府県は、
東京都748、大阪府312、神奈川県346、愛知県239、北海道114、埼玉県230、千葉県142、兵庫県169、福岡県156、広島県123人です。
陽性者数が多い都道府県は、
沖縄県37、京都府88、広島県77、奈良県36、静岡県35、宮城県51、岐阜県56、栃木県33、熊本県30、岡山県35人です。
・空港の検疫での感染は10人。

グラフから感染が確実に拡大していることがわかります。大阪や北海道などはピークを迎えているにも関わらず感染拡大が止まらないのは、東京とその周辺都道府県の感染拡大が止まらないからです。

日本全体の感染者数の増加は、東京都が押し上げていると言えます。

水際対策を厳格にしないと感染が止まらない

北海道・大阪・東京都・東京都周辺の都道府県は、早くから感染が拡大しました。その中で、大阪や北海道はピークを迎えています。それに対して、東京と神奈川は未だに感染が拡大しています。

このグラフは、東京都と大阪府の感染者数を表しています。11月20日ごろには感染者数は近かったのですが、大阪は減少に東京は感染拡大が続いていることが分かります。

東京都は、一定数のコロナ患者が別な地域から常時流入しているためピークを迎えられないと考えられます。感染者が流入していなければ、東京も大阪や北海道と同じようにピークを迎えることが出来ていたはずです。

流入してくる感染者は、海外から日本に常時コロナ患者が検閲をスルーして入って着ている人と考えるのが最も自然のように思えます。

海外から入国する人は、「全員2週間指定されたホテルで自費で滞在し、その後、PCR検査を実施し陰性であれば国内を移動できるようにする」といった厳しい対応をしないと感染拡大を抑えることは出来ないでしょう。

 

マスクをしない飲食を中心に市中感染している

飲酒を伴う飲食は大変危険

居酒屋は騒がしい空間であることが多いです。また、多くの客を入れるため狭い部屋の中に席が所狭しと並べられています。

飲食時には、人は大声で会話し、普段より空気を多く吐き出すため、ウイルスが含まれるエアロゾルが多くなる可能性が高いです。至近距離ならわずか15分で感染する可能性があります。

飲食店での感染例は、どれも30分から数時間といったかなりの時間、感染した人と同じ空気を吸っていました。

マスクをしていない時に限って声が大きくなる

マスクをしていると話ずらく、かつ、聞きづらいです。人は、マスクをはずすと会話が弾み、大声になります。話し好きな人は、声が大きく、マスクを着けていないことが多いのです。

疫病が流行しても「生き抜く力」を身に付けよう!

「自粛要請」や「経済活動の停止」は問題解決ではありません。最も大切なことは、普通の日常生活を取り戻すことです。コロナ以前と同じように活動していても感染が拡大しない手立てを見つけることが真の問題解決となります。

飲食・スポーツ・喫煙・休憩時のマスクをはずして会話等には特に気を付けてほしいと思います。

また、疲れている時、激しい運動をした時には抵抗力が落ちています。スポーツ後、仕事で疲れている時は注意力も低下していますので、特に、気を付けてください。

「お酒が飲みたいな!!!」と思った時は危険な時なのです。

仕事や人間関係のために酒を伴う飲食をする場合は、十分に感染対策を行い、決められた時間内でやめ、できるだけ時間を短縮するようにしてください。

マスクの着用・3密の回避・手洗い・消毒など、基本的な対策の徹底、
会話の際にはいつでもマスク をつけて、一致協力して感染を抑え文化的で豊かな生活を取り戻しましょう。

重症者は全体の1.7%

このグラフは、11月1日~12月22日までの、重傷者数を表しています。

重症患者が急増しています。高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。グラフではわずかに増加しているように見えますが、お亡くなりになる方や治療が完了して退院する方も増加しており、重症者は右上がりに増えています。

重症者は619人(-1)で全体の1.7%で重症者の数から推定される死亡率は、0.5~0.6%となります。

症状が改善して退院した人などは17万2115人

 

東京都新型コロナ748人の感染確認

東京都は、23日都内で新たに748人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

65歳以上の感染者は91人で全体の12%と多いですが、23日の感染確認者の中には重症者はいません。

 

63%は感染経路不明

 

63%の470人、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路
不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。感染者は増えても、保健所の職員の数は増えません。追跡が困難になったら、感染者を効率的に減らすことができる点に絞って追跡するなど、戦術を変更するようにするべきかもしれません。

・感染経路不明の大多数は、飲食中に感染していると言われています。本人も気がつかないうちに飲食中に市中感染しているため、感染経路不明となっているのです。酒や接待を伴う飲食は極めて危険です。

年齢別感染者数と割合

23日の発表では、20歳代が多く、20歳代は193人で全体の26%です。東京都の感染確認者の4人に1人は20歳代となています。20歳代の感染者が多いのが東京都の特徴でが、先々週から30歳代の感染も増えてきています。30歳代は141人で全体の19%です。東京では感染者の5人に1人が30歳代です。

東京は若者の感染が多い

世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は502人で全体の67%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

また、高齢者であっても感染しても初期の段階では症状が軽く感染に気が付きません。同じく、初期は感染に気がつかず普通に日常生活をするひとが圧倒的に多いです。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

感染者はPCR検査で確認された人の6倍から10倍はいると言われています。新型コロナウィルスに感染した非常に多くの人が感染に気がつかず日常生活を行っています。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。常に、注意を怠ることのないようにしてください。

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20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは584人で全体の78%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

高齢者は重症化リスクが高い

高齢者(60歳以上)の感染者数は126人で17%です。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。

高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

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重篤者は1%と割合は少ない

都内で22日までに感染が確認された人の数は5万3130人です。

都の基準で集計した重篤の患者は、69人(+5)で全体の1%でした。

重篤者の年代は、30歳代1人、40歳代5人、50歳代6人、60歳代17人、70歳代21人、80歳代17人、90歳代2人となっています。

重篤になる患者を性別で見ると、男性56人、女性13人と圧倒的に男性が多いです。

東京都の重症者の割合極めて少ない原因は、若者の感染者数が多いため重症者の割合を下げているのです。また、大量のPCR検査を実施しています。感染確認者の中には多くの偽陽性が含まれていると思われます。そのため、重症者の割合が少ない値が出ていると推定できます。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は4万6525人。

東京都は、比較的高齢者の感染が少ないので重症者の割合は低い

 

このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきていました。一時的に11日以降は再び増加に転じましたが、16日以降は、お亡くなりになる方いたり、退院したりする人がいるため、入院中の重症者数は減少傾向にありましたが、23日は5人の重症者が出ました。

この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方には致命的に体を破壊する恐ろしい病気です。感染が拡大している時期は、高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。

 

大阪 新型コロナ 312人感染確認

大阪府は、府内で新たに312人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。  

年齢別陽性者数

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。若い人だけでなくどの世代も感染者を出しています。

陽性率は、4.9%です。1週間の陽性率は、6.5%となっています。減少の傾向を示しています。

大阪は高齢者の感染者が多い

全体的に感染者数は若干減少傾向にあります。このまま減少するればうれしいです。行政・府民が一致協力し努力した賜物と言えます。

でも、油断・緩みは禁物です。行政・府民がスクラムを組んで新型コロナウィルスに打ち勝ってほしいと思います。

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は162人で全体の52%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

また、感染しても初期の段階では症状が軽く感染に気が付きません。したがって、新型コロナウィルスに感染したすべての人が感染に気がつかず、ステルスに感染を広めているのです。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

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大阪では高齢者も市中感染している可能性がある

社会活動が活発な20歳代から50代までは183人で全体の59%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が104人で全体の33%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。

高齢者も感染を広める

大阪の方に「大阪では高齢者は不要不急の行動を控えるべきだ」と言ったら、

「新型コロナウィルスを感染させているのは無症状な若者だ」と言い返してきました。

とんでもない誤解です。この病気は後々重症化する患者でも、発病初期には症状が出ず感染に気がついていない人が多いです。症状に気がつかず感染を広めるのは若者だけでなく、感染者全員なのです。

大阪は、重症者が162人(1日の重症者13人)均衡を保っている

大阪は、重症者が162人(1日の重症者13人)と極めて多いです。しかし、お亡くなりになる方や退院した数と新たに重症化する人の数が同程度で重症者数はさほど増えてはいません。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が橙色です。

東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、60歳代、70歳代、80歳代の感染者が東京より多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が17%対して、大阪府では33%となっています。大阪は東京と比較して全体の感染者数は少なくても、高齢者の感染する割合は高いです。大阪では高齢者の注意力散漫な行動や気の緩みが顕著に統計に表れています。

高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪の感染状況は感染者数は減っても、高齢者の感染者が多くまだまだ危険であると言えます。

 

海外

日本時間の23日午後3時の時点で、世界全体では7801万1432人となりました。また、亡くなった人は171万7055人に上っています。

感染者が多いのは、アメリカで1823万242人、インドが1009万9066人、ブラジルが731万8821人、ロシアが287万8382人、フランスが254万7577人です。

ドイツでは新型コロナウイルス感染症による死者数が23日朝までの24時間に986人に達し、パンデミック(世界的大流行)開始以来の最多を記録した。

新型コロナウィルスの変異種関連のNEWS

シンガポールでも変異種確認=英からの帰国者

シンガポール保健省は23日、英国などで広がる新型コロナウイルス変異種の感染者を初めて確認したと発表した。入国後の隔離や検査など一連の対策により、「国内への感染拡大は食い止められた」という。

更に詳しくは→→→シンガポールでも変異種確認=英からの帰国者

イギリスで別のコロナ変異種確認、感染力さらに強い恐れ 南アから流入か

ハンコック英保健相は23日、国内で別の新型コロナウイルス変異種が確認されたと発表した。すでに検出されているものよりもさらに変異が進み、感染力が一段と増している可能性があり、「極めて懸念される」と述べた。

同相によると、新たな変異種は過去数週間に南アフリカに渡航したコロナ感染者と接触があった2人から検出された。

さらに、新たな変異種と接触があった人、過去14日間に南アへの渡航歴がある人、これら渡航歴があると人と接触した人全員の隔離を求め、南アからの入国を直ちに制限するとした。

更に詳しくは→→→イギリスで別のコロナ変異種確認、感染力さらに強い恐れ 南アから流入か

英国で検出された新型コロナの変異株 日本への影響は?

変異によってどのような影響があるのか

ウイルスの変異によってでる影響としては以下のようなことが考えられます。

 ① 感染のひろがりやすさが変わる
 ② 重症化率や死亡率への影響がでる
 ③ 検査へ影響する
 ④ ワクチン・治療薬が効きにくくなる
 ワクチンや治療薬については、これらの変異によって有効性が下がるということは現状確認されていません。

日本への影響は、対策はどうすればよいのか

変異したウイルスを国内に入れないという対策をとることは重要!しかし、神戸機にブロックすることはできません。

現時点で私たちが行う基本的な感染対策は全く変わりません。変異したウイルスであるから、というのではなく、新型コロナウイルス対策はすべて同じで、しっかりとした基本的な予防策をとることが最も重要です。

 3密を避ける(換気も含む)、マスクをして距離をとる、咳エチケットを守る、手を洗う、体調不良や症状があるなら外出等を控え受診する。このような対策をしていれば、変異株であろうがなかろうが感染リスクを下げることができます。

更に詳しくは→→→英国で検出された新型コロナの変異株 日本への影響は?どの程度恐れるべき?

コロナを「99.99%」不活化 殺菌用LED

発光ダイオ―ド(LED)大手の日亜化学工業(徳島県阿南市)は、LEDで紫外線を照射して新型コロナウイルスを不活化して殺菌にも利用できる装置を開発したと発表した。一定の条件下で99・99%の不活化効果があると実証され量産体制を整えたという。

同社によると、LEDで光の波長の短い深紫外線を新型コロナウイルスに照射することで、ウイルスのRNA(リボ核酸)にダメージを与え、遺伝情報(ゲノム)を複製する働きを弱める効果がある。

更に詳しくは→→→コロナを「99.99%」不活化 殺菌用LED

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