12月7日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況
3d coronavirus infection spread covid-19 pandemic background

2020年 12月7日 
国内感染者16万917人 死亡者2328人
世界感染者6589万9441人 死亡者151万8670人 

国内2025人の感染確認

全国で2025人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は16万2942人
・亡くなった人は2359人   

都市部で急激に感染拡大し全国に広がりつつある

陽性者数が100人を超える都道府県は、
東京都327大阪府310、、神奈川県134愛知県170北海道187、埼玉県162、兵庫県120人です。
陽性者数が多い都道府県は、
千葉県78、福岡県41、沖縄県39、京都府43、静岡県40、茨城県24、広島県3人です。
急増した都道府県は
広島県60人です。

出張、旅行、試合、イベント等で人々が全国に行き来し、都市部から日本全国に感染が広まりつつあります。

感染の状況から考察すると、感染拡大の最大の原因は、気の緩みです。

出歩くことや旅行・スポーツ等をすることが問題でなく、感染対策を怠る気の緩みが問題なのです。 

飲食・スポーツ・喫煙・休憩時のマスクをはずして会話等には特に気を付けてほしいと思います。出張、旅行、イベント等で出かけた先でお酒を伴う飲食をする時にも、感染に十分気をつけてください。

また、疲れている時、激しい運動をした時には抵抗力が落ちています。注意力も低下し、マスクを装着することを忘れがちになります。特に、気を付けてください。

重症者は全体の1.8%と急増している

重症者は519人(-1)で全体の1.8%で重症者の数から推定される死亡率は、0.5~0.6%となります。

重症患者が急増しています。強毒な新型コロナウィルスが海外から流入しているのかと疑われるほど、重症者はここにきて増加してきています。感染が拡大し高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。割合は低いですが、感染者が増加しており、重症者の絶対数は増加しています。

症状が改善して退院した人などは13万5277人。

 

東京都327人の感染確認

東京都は6日、327人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 

 

年齢別感染者数と割合

6日の発表では、20歳代が多く、20歳代は86人で全体の26%です。東京都の感染確認者の4人に1人は20歳代となています。20歳代の感染者が多いのが東京都の特徴です。また、6日には30歳代、40歳代の感染確認者数も多いです。

仕事で疲れている時、大学の部活等で過激にスポーツをした後は抵抗力は落ちています。ほっと一息つく時が危険です。ミーティング中、休憩中、ロッカルーム・更衣室での着替え等の時には必ずマスクを着用し、出来れば社会的距離も十分確保してほしいと思います。

63%は感染経路不明

・63%の207人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。

健康な人がウィルスを運ぶ

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は236人で全体の72%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

 

社会活動をする20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは255人で全体の78%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

高齢者は重症化リスクが高い

高齢者(60歳以上)の感染者数は55人で17%です。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。

高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

 

 

重篤者は1.1%と抑えられている

都内で6日までに感染が確認された4万3704人のうち、入院中の人は1856人です。

6日時点で入院している人は1856人とこれまでで最も多くなり、現在、確保している病床2640のうち70%を使用していることになります。

都の基準で集計した重篤の患者は、54人(-1)で全体の1.1%でした。

重篤な患者を年代別にみると、
70代が21人、80代が14人、60代が12人、50代が4人、40代が2人、30代が1人となっています。性別では、男性41人に対して女性は13人です。男性の方が重症化する可能性は高いので注意する必要があります。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万8383人。

重症者が異常に増えていたが落ち着いてきている

 

このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきています。この傾向が続けば幸いです。

都の担当者は「50代以上の感染確認が増えているのに比例して重症者が増えていると思われる。一気に増えると医療現場も対応に苦労する可能性があり非常に心配だ。50代以上の感染を減らすことが重要だ。」としています。

 

大阪 新型コロナ 310人感染確認

大阪府は、府内で新たに310人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。 

年齢別陽性者数

 大阪の感染の傾向はどの年代による感染者の散らばりは少ないです。どの世代も感染者を出していると言えます。その中でも、20歳代と50歳代の感染が目立っています。

大阪は高齢者の感染者が極めて多い

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は155人で全体の50%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

大阪では高齢者も市中感染している可能性がある

社会活動が活発な20歳代から50代までは180人で全体の58%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が103人で全体の33%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。大阪では高齢者も含め、夜になると酒を伴う飲食をどの世代も楽しむ習慣が身に付いているよううです。市中感染が拡大しているこの時期は、がまんしてほしいものです。

大阪は、重症者が141人(1日の重症者16人)と多い

大阪は、重症者が141人(1日の重症者16人)と極めて多いです。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が褐色です。

東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、60歳代、70歳代の感染者が多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が17パーセントに対して、大阪府では33パーセントと2倍となっています。

高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪は東京と比較して極めて深刻な状態となっていますので、高齢者は大着をしないで府の警告を厳守するようにしてください。

大阪府は、独自に設けた「大阪モデル」で「非常事態」を示す赤信号を点灯させており、府民に対し、今月15日までできるかぎり不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

 

北海道 183人感染確認

北海道と旭川市は、新たに54人、札幌市が、新たに133人の感染が確認され、札幌市と道、それに旭川市を合わせて、新たに187人の感染が新たに発表され、合わせて15人が死亡したということです。

道内の感染者は、これで延べ1万39人と1万人を超え、このうち死亡した人は256人となっています。

海外

日本時間の6日午後3時の時点で、世界全体で6654万34人となりました。また、亡くなった人は152万8868人に上っています。

感染者が最も多いのはアメリカで1458万1337人、インドが964万4222人、ブラジルが657万7177人、ロシアが241万462人、フランスが233万4626人です。

アメリカ 新型コロナの感染者 急増

アメリカでは新型コロナウイルスの感染者が5日間で100万人を超える急増となり、西部カリフォルニア州では6日深夜から外出制限などの規制が強まっています。死亡者の数も連日2000人を上回っています。

1日あたりの感染者数が過去最多の3万人となった西部カリフォルニア州では、入院患者の増加によって医療体制が機能不全に陥るのを防ぐため、使用可能なICUの病床の割合が15%を下回った地域で、州政府が6日深夜から外出制限などの規制を強化することになりました。

具体的には、クリスマス後までの少なくとも3週間、ロサンゼルスを含む地域などで終日、不要不急の外出を控えるよう求めます。

また、小売店では、客の数を収容可能な人数の20%までに制限し、レストランの営業も持ち帰りや宅配だけとします。

韓国 首都圏の規制をさらに強化

韓国政府は、6日午後、首都圏について、8日から3週間、ソーシャルディスタンスを確保するための5段階の規制措置のレベルを上から2段階目に引き上げ、規制をさらに強化すると発表しました。

集会や行事の参加者はこれまでの半数の50人未満に制限され、大型スーパーや映画館などの営業は、午後9時までとなります。

 

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