南半球でインフルエンザが消えた
今冬はインフルエンザが流行しないかもしれない。インフルエンザの流行が北半球と半年ずれる南半球のオーストラリアでは、今年は4月以降、インフルエンザ感染者がほとんど発生していないのです。
新型コロナの感染が増えるのと対照的に例年流行するインフルエンザが消えた。同様の傾向はニュージーランド、南アフリカ、アルゼンチンなど南半球の国々で見られます。
南半球でインフルエンザが流行しない理由
- ウイルス同士の干渉説がある。アデノウイルス(ただの風邪)が流行するとインフルエンザの流行が抑えられることが知られている。それが新型コロナの流行で起こっているのかもしれない。
- 新型コロナの感染予防(マスク、手洗い、消毒、社会的距離を保つなど)がインフルエンザの予防に役立っているという説もある。

日本でのインフルエンザの患者は激減
日本でも政府が緊急事態宣言を発令した4月7日から3週間後にインフルエンザ患者がゼロになりました。8月31日~9月13日の患者は全国で4人(昨年同期は5378人)。
「新しい生活様式」を実践する国民が増え、日本で今年の冬はインフルエンザは流行しないかもしれません。
PCR検査キットは風邪でも陽性と判定することがあります
アメリカでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用PCRキットが他の様々なウイルスでも陽性になることがマニュアルに記載されています。PCRキットの日本製もありますが、原理はアメリカのキットと変わりませんので、日本製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用PCRキットも、同様に他のウィルスでも陽性になります。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用PCRキットに注意書きとして書いてあるウィルスは、
・インフルエンザウィルスA型
・インフルエンザウィルスB型
・RSウィルスB型
・アデノウィルスタイプ3タイプ7
・パラインフルエンザウィルス2
・マイコプラズマ肺炎
・肺炎クラミジア
です。
インフルエンザや風邪でも、PCR検査で陽性と判定されている人もいると考えられます。風邪やインフルエンザの患者もPCR検査の結果、新型コロナウィルス感染症にカウントされている可能性も否定できません。
濃厚接触者や医師の診断がある人、「陰性証明」が必要な方は積極的にPCR検査を受けるべきです。それ以外の理由で受けたい方は、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。



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