7月21日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況

本日までの新型コロナウイルス感染症に関する状況を簡単にまとめます。

新型コロナウイルス感染症の発生状況

2020年 7月21日 
国内感染者2万5850人 死亡者988人
海外感染者1434万8475人 死亡者60万3285人

国内 373人が感染

全国の20日の新規感染者は午後8時現在で計373人。東京の168人のほか、大阪府49人、埼玉県29人が確認された。死者も東京と埼玉で各1人増えて計987人。

・兵庫県7人。福岡県32人。

千葉県18人感染確認

・集団感染が発生している浦安市の「タムス浦安病院」では、70代の入院患者の男性と20代の理学療法士の女性の合わせて2人の感染
・理学療法士の女性は14日に受けた検査では陰性でしたが、19日38度2分の熱が出て検査を受けた結果、感染が確認
・この病院に関係する感染者は38人となりました。

無症状者までPCR検査をした場合、大量の「偽陽性」判定が出ていることを前提に対策を立てるべきである。「感染しない、感染させない」ためには、濃厚接触者や感染の疑いのある人は、「陰性」と判定されても、1週間から10日間は自主的に自宅隔離するべきである。

愛知県21人感染確認

・名古屋市13人。豊田市3人。岡崎市2人。

京都府27人。京都市立病院集団感染

・京都市立病院は、勤務する看護師や入院患者、あわせて5人が、新たに新型コロナウイルスに感染。
・病院は、21日からすべての外来診療の受け付けなどを当面、停止する。

埼玉県29人感染確認

▽埼玉県は29人、
▽さいたま市はいずれも市内の20代から70代の男女4人、
▽川口市はいずれも市内の10代から30代の男女4人、
▽越谷市はいずれも市内の20代の男性2人、

大阪府49人感染確認

・感染経路不明は33人と約6割
・入院中は142人。うち5人が重症。
・府は若者を中心に感染が広がっているとして、繁華街での行動などに注意を呼びかけている。

東京都168人の感染確認

▽20代と30代は合わせて108人で、全体のおよそ64%、
▽40代と50代は合わせて40人で、全体のおよそ23%です。

▽94人はこれまでのところ感染経路が分かっていない。
▽家庭内での感染が22人
・22人はホストクラブやキャバクラ店など夜間に営業する接待を伴う飲食店の従業員と客

家庭内で感染の高齢者も 

家庭内で息子や娘などから感染した60代や70代の人が複数いる。

「高齢者が感染すると重症化するリスクが高いため、感染するような思い当たる節がなくても、体調不良があれば早く医療機関にかかるなど十分気をつけてほしい」(担当者)

入院患者数 7月に入り3倍余に

・「入院患者数」は、今月に入って増加傾向が続き、19日は917人になりました。
・人工呼吸器や集中治療室での対応が必要な「重症患者数」は、再び増えて19日12人になりました。

東京 足立区のフィリピンパブ2店で集団感染

足立区は、区内のフィリピンパブ2店で集団感染が発生し、従業員と客合わせて22人の感染が確認されたことを明らかにしました。

海外

日本時間の20日午前3時の時点で、世界全体で1434万8475人となっています。また、亡くなった人は60万3285人となっています。
▽アメリカで373万9726人、
▽ブラジルが207万4860人、
▽インドが107万7781人、
▽ロシアが77万311人、

・香港73人。域外からの流入は7人で、香港域内で感染した66人のうち、27人の感染経路が不明。
感染が確認されたのは、いずれも足立区竹の塚にあるフィリピンパブ、
▽「SOCIALISTA」の従業員の男女13人と、
▽「ヴィーナス」の従業員の男女8人と利用客の男性1人の、合わせて22人です。

医療

英ベンチャー重症化リスクを抑える薬を開発中

創薬ベンチャー、シネアジェンの株価が急騰。開発中の薬が新型コロナウイルス感染症(COVID19)の重症化リスクを抑えると発表したことが好感された。

同社の候補薬「SNG001」を服用した患者はプラセボ群と比べ、人工呼吸器が必要になったり死亡したりする確率が79%低下し、完全に回復する可能性もプラセボ群の2倍余りとなった。

薬はインターフェロンベータとして知られる自然に分泌されるタンパク質を製剤化した吸入型の薬。

中国カンシノの新型コロナワクチンが有望な結果

中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)が開発中の新型コロナウイルスワクチン候補が中期臨床試験で有望な結果を示し、次の段階に進む見通しとなった。ただ、ワクチン接種後に新型コロナの感染リスクがある状況に身を置いた参加者はいなかったので意味のない試験であったとのこと。

対策

感染防御の手段としてマスクを着けるのは無意味【岩田健太郎教授】

マスクはいつ役立つのか

人間が咳をするときに大事になってくるのが、マスク。口と鼻の前に布が一枚あると、咳がブロックされて飛沫がその先に飛んでいかない。サージカルマスクは飛沫が飛ぶのを防止する道具なんです。

感染を起こしていない人がマスクをするのは無意味です。

医療用で使ってるN95マスクはどうかというと、じつはあれは密閉性が高くて、隙間がないんですね。ですので、あれをきちっと着けていれば飛沫が飛んできても大丈夫。

N95マスクはガスマスクみたいなもので、密閉性が高すぎるんです。息ができなくて、とても長時間は着けていられない。

この記事の問題点

  1. サージカルマスクでも、飛沫は止めることができ、空気中を浮遊するウィルスに関しては止めることができない。すなわち、マスクで大多数のウイルスをブロックしていることになる。
  2. 新型コロナウィルスに感染しているかどうかは誰にも分からない。したがって、人との距離が近い場所や他者と一緒にいる部屋の中では、全員マスクを付けるべきである。
  3. 誰が感染しているか分からないので、全員マスクをすることで安心できる。

罰則含めた権限強化を

感染者への行動履歴などの調査について

「協力しない人に強く臨めないことは本当に問題だと思う。必要があれば、罰則を含めて(権限を強化し)国民に協力してもらえるようにしとかないと危ない」
「営業や移動の自粛要請ばかりやると、経済や生活がぶっ飛んでしまうことになる。こういうことこそ、国が指導しないといけないが、国の最高の専門家は、この点についての認識と想像力が弱く、制限ばかり言っている」(和歌山県知事)

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