本日までの新型コロナウイルス感染症に関する状況を簡単にまとめます。
新型コロナウイルス感染症の発生状況
2020年 7月4日
国内感染者1万9329人 死亡者977人
海外感染者1087万3186人 死亡者52万1337人
国内
全国
東京都で124人、埼玉県で26人、神奈川県で24人、鹿児島県で19人、大阪府で11人の感染が確認されるなど、各地で合わせて239人の感染が新たに発表されています。
・鹿児島県新たに19人でこのうち少なくとも13人は、鹿児島市船津町のショーパブ「NEWおだまLee男爵」を利用した客。ショーパブ関連の感染者は1日からの3日間で計28人に上る。
・大阪府11人、茨城6人、京都5人。
東京へ行くことが感染リスク
・埼玉県新たに26人。このうち5人は、キャバクラ店の従業員や利用客。
・神奈川県新たな感染者は24人。うち7人は川崎区にある「川崎協同病院」に入院していた患者と、看護師などの医療従事者。
千葉県9人、
東京都、夜の街から市中に感染が広がってきている
東京都124人が新型コロナウイルスに感染。
・124人のうち、20代と30代は合わせて97人で、全体の78%
・124人のうち58人はホストクラブなど近い距離での接客を伴い、夜間、営業する飲食店の関係者で、新宿エリアが48人、池袋エリアが3人
・福祉施設と医療機関での感染が5人、家庭内での感染が2人、友人などとの飲み会を通じての感染が9人、職場内での感染が6人などとなっています。
陽性率は新宿地域で上がってきており、この地区は夜の街だけではなく市中に感染が広がってきている可能性があるとのこと。
海外
世界全体で1087万3186人となっています。また、亡くなった人は52万1337人となっています。
米国の新型コロナ感染者は2日に5万5000人超増加し、1日当たりの感染者としては世界最多となった。複数の州では感染急増を受け、経済再開計画を停止している。米国の死者数は世界のほぼ4分の1を占め、約12万9000人となっている。
ブラジルの感染者が150万人に上り、世界全体の23%。アジアではインドが新たな震源地となり、62万5000人に増加している。
医療
コロナ抗体「2~3か月で激減」
「新型コロナの抗体は2~3か月経つと急激に減少する」6月18日、英医学誌『ネイチャー・メディシン』に中国・重慶医科大学などの研究チームによる論文が掲載された。
同研究によると、感染後しばらくして作られる「IgG抗体」が80%以上の人で検出された。しかし、退院から2か月後には、抗体が検出された人のうち、症状があった人の96.8%、無症状の人の93.3%で抗体が減少したことが判明した。減少割合は、半数の人で70%を超えたという。
新型コロナウイルス感染症の治療薬
「富岳(ふがく)」を使った計算で、新型コロナウイルス感染症の治療薬の候補となる既存薬が数十種類見つかったと発表した。
理研副プログラムディレクターを務める奥野恭史・京大教授らは、抗ウイルス薬や抗がん剤など2128種類の薬を対象に、ウイルスの増殖に関係するたんぱく質に結合し、その働きを妨げるかを、富岳で計算して予測した。その結果、数十種類の薬が有望と判明した。
新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症対策として提供するスマートフォンアプリ「新型コロナウイルス接触確認アプリ COCOA」について、7月3日17時時点のダウンロード数は約531万件になったことを明らかにした。
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