7月1日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況

本日までの新型コロナウイルス感染症に関する状況を簡単にまとめます。

新型コロナウイルス感染症の発生状況

2020年 7月1日
国内感染者1万8769人 死亡者972人
海外感染者1030万2052人 死亡者50万5505人

国内

全国

東京都で54人、神奈川県で31人、空港の検疫で6人など、全国で合わせて138人の感染発表がありました。

・道内では、13人が新型コロナウイルスに感染。札幌市の12人はいずれもクラスター=集団感染が発生した札幌市の西区の老人ホームの入所者と職員

・埼玉県内で、新型コロナウイルスの感染者が新たに計10人確認

・千葉県、男女7人が新型コロナウイルスに感染していることが確認

・大阪府は、新たに5人の新型コロナウイルス感染。。

福岡中洲、キャバクラ店名、口閉ざす感染者

・福岡市で新たに4人感染確認。感染者が店名を明かさず濃厚接触者を特定できていない。市幹部は「協力するよう説得しているが、かたくなに拒否されている」と困惑する。

横浜のホストクラブの従業員で26人

・横浜市は、新たに28人が感染したと発表。うち26人が同市中区のホストクラブの男性従業員という。

東京、市中の感染拡大の強い警戒感

東京都では54人の感染が判明。54人のうち、感染経路が不明な人は28人。

・東京都の感染者の約50%が感染経路が分かっていない。専門家会議の脇田隆字座長も24日の会見で「リンクが追えない感染者が多く見つかるということは、見えないクラスターが存在していることを意味する」と指摘。市中の感染拡大の強い警戒感を示した。

海外

・世界で感染者1030万2052人となっています。また、亡くなった人は50万5505人となっています。

・米カリフォルニア州のロサンゼルス郡では29日、新型コロナウイルスの1日当たり感染者が2903人と、過去最多を記録した。

・韓国、新型コロナウイルスの感染者数は43人増

対策

直ちに緊急事態宣言を発出するような状況ではない

西村経済再生担当大臣は、記者会見で、感染者が多く出ている夜の繁華街から、家族などを通じて高齢者施設などに感染が拡大しないよう、全力をあげる考えを示しました。

感染者接触通知アプリ、修正版の提供開始

新型コロナウイルスの感染者と接触した可能性を知らせるスマートフォン用アプリに不具合が見つかった問題で、厚生労働省は30日、修正したアプリの提供を始めた。

EU、渡航を解禁する域外14カ国の「安全リスト」を公表

欧州連合(EU)諸国は30日、7月1日から渡航を解禁する域外14カ国の「安全リスト」を公表した。日本が含まれる一方、焦点となっていた米国は外れた。

解除されるのは日本のほか、アルジェリア、オーストラリア、カナダ、ジョージア、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイ。

東京都が新たなモニタリング指標

東京都は、都内の新型コロナウイルスの感染状況をモニタリング(監視)する指標を見直し、新たに「感染状況」と「医療提供体制」を表す7項目を設けると発表した。

東京都の新たなモニタリング項目

感染状況 ①新規感染者数

     ②東京消防庁の救急相談センターの相談件数

     ③感染経路不明者数と増加比

医療体制 ④検査の陽性率(PCR・抗原)

     ⑤救急医療の「東京ルール」の適用件数

     ⑥入院患者数

     ⑦重症患者数

医療

人の細胞に感染する豚のインフルエンザウイルス見つかる 中国

中国の複数の地域で、人の細胞に感染する能力のある豚のインフルエンザウイルスが見つかったとする研究結果を中国の研究グループがまとめました。研究グループは、人から人への感染を起こすおそれがある、、、。

大槻公一・鳥取大名誉教授(獣医微生物学)の話「まだ中国でも感染が広がっておらず、直ちに流行するとは考えにくい。ただ、人から人への感染力はあり、十分な警戒が必要だ。政府はウイルスを入手し、ワクチン製造の準備を進めるのが望ましい」

大阪大発のバイオベンチャー「アンジェス」、ワクチンの治験を開始

ワクチンの実用化を目指す大阪大発のバイオベンチャー「アンジェス」は30日、人に投与する国内初の治験を大阪市立大付属病院で開始したと発表した。

開発しているのは、「DNAワクチン」。新型コロナウイルスの表面にあるトゲ、「スパイクたんぱく質」をつくる遺伝子を人に投与して、ウイルスと同じトゲをつくらせる。体は、異物として認識し、排除しようと抗体を生み出す。いわば、偽のウイルスに対応したことで、本物のウイルスが侵入したときに、抗体が攻撃し感染を防ぐ仕組みだ。

感染源

世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は29日の記者会見で、新型コロナウイルスの起源とヒトへの感染経路の調査のため、「来週、準備のためのチームを中国へ派遣する」と述べた。

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