6月20日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況

本日までの新型コロナウイルス感染症に関する状況を簡単にまとめます。

新型コロナウイルス感染症の発生状況

2020年 6月20日
国内感染者1万7816人 死亡者954人
海外感染者848万9675人 死亡者45万3987人

国内

・東京都で35人の感染が確認されるなど、12の自治体と空港検疫で、合わせて57人の感染が新たに発表されています。
・東京都は19日、都内で新たに35人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。35人のうち11人は、ホストクラブなどの従業員や客だということです。
・パキスタンなどから成田空港に到着した10代から30代の男女3人が、空港の検疫所で新型コロナウイルスに感染していたことが新たに確認されました。

・JR東日本の中央線や青梅線に乗車していた40代の男性運転士が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。乗客に濃厚接触者はいないということです。

海外

・世界の新型コロナ感染者数は840万人を超え、死者は45万2000人余り。北京の18日の新規感染症例は25件に上り、韓国では49件増えた。

・中南米で新型コロナウイルス感染症(COVID19)の感染症例が急増し、メキシコでは1日当たりの新規感染者数が過去最多を記録した。ブラジルの感染者数は2.4%増加し、累計で100万人に近づいた。

・中国では北京の2つの空港で19日、800便余りの運航が取りやめとなっている。

医療

重症化しやすいのは血液型がA型の人

新型コロナウイルスへの感染で重症化しやすいのは血液型がA型の人――。欧州の研究チームが、スペインとイタリアの感染者のゲノム解析からこんな傾向を明らかにした。血液型による症状の違いは統計学的には指摘されていたが、血液型を決める遺伝子でも違いが確認されたという。

抗体が、感染から数か月後には減り始めた

新型コロナウイルスに感染したあとに体内で作られる抗体が、感染から数か月後には減り始めたとする研究結果を中国の研究グループが発表しました。

感染を経験した人は再び感染しにくいという考えに基づいた対応を取ることには、リスクがある可能性があるとしています。

感染後しばらくして作られる「IgG」抗体は当初、80%以上の人で検出されましたが、退院からおよそ2か月後に調べると、この抗体が検出された人のうち、無症状の人の93.3%、症状があった人の96.8%で減少したことがわかりました。

ウイルスの働きを抑える「中和抗体」の量は無症状の人の81.1%、症状があった人では、62.2%で減っていました。

対策

新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」

厚生労働省は6月19日、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」をiPhoneとAndroid向けに配信開始しました。「COCOA」は、Covid-19(新型コロナウイルス感染症)陽性者と接触した可能性を通知してくれるスマホアプリ。  アプリ利用者同士の接触情報のみをBluetoothにより収集し、陽性者と「半径1メートル以内」かつ「15分以上」接触すると検査の案内が届きます。検査を受けた人は結果をアプリに入力。陽性だった場合は過去14日以内に接触した利用者へと通知が送られ、陽性者のさらなる発見へとつながっていく仕組みです。ダウンロードはApp StoreおよびGoogle Playから(15:30時点ではApp Storeのみ)。

抗原検査

新型コロナウイルスへの感染を短時間で調べられる「抗原検査」について、厚生労働省は唾液を使って調べられる新たな検査試薬を19日、承認しました。鼻の奥の粘液を採取する従来の方法と比べて医師などの感染リスクを抑えられるということです。

試薬は従来のキットとは違って、特定の検査機器にかける必要がありますが、30分程度で結果が出て、感度は従来のものより高くPCR検査と同じ程度だということです。

ただし、唾液を使った検査の対象となるのは発症してから9日目までの人で、それ以外の人は鼻の奥の粘液を採取して実施します。

マスク

ユニクロは夏用の肌着の素材を使ったマスクの販売を19日から開始しました。マスクは3枚入りの1パックが990円。午後には通販サイトでは売り切れとなり、多くの店舗でも売り切れになったということです。

・米カリフォルニア州では新型コロナウイルス感染者数の1日当たり増加が過去最多となり、外出時のマスク着用が住民に義務付けられた。

日本台湾との間で渡航制限緩和

日本政府は台湾との間で渡航制限緩和に向け協議を進めると報じられた。また、外務省はこの日、ベトナムとの間で往来制限を部分的・段階的に緩和していくことで一致したと発表した。

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