6月19日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況

本日までの新型コロナウイルス感染症に関する状況を簡単にまとめます。

新型コロナウイルス感染症の発生状況

2020年 6月19日
国内感染者1万7759人 死亡者937人
海外感染者835万1427人 死亡者44万9027人

国内

東京都で41人、北海道5人、大阪4人、埼玉2人の感染が確認されるなど、各地で合わせて70人の感染が新たに発表されています。

・東京都は、18日、都内で新たに41人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。41人のうち10代が1人、20代が15人、30代は12人で、この年代が合わせて28人と全体の7割近くを占めています。10人は、夜の繁華街に関連している人で、ホストクラブの男性従業員や客の女性、それにキャバクラ店に勤める女性従業員と客の男性などだということです。
・大阪府は18日、20代から40代の男性4人が新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認されたと発表しました。
いずれも、今月7日に、ミナミの同じバーを訪れていた人か、その濃厚接触者だということです。

海外

食肉処理場での感染

中国の新型コロナ感染症例、17日は28件増-北京で新たに21件
中国当局は18日、北京の食品卸売市場「新発地」から新たに発生した新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)について、海鮮品と肉類を販売する一角でウイルス汚染が最も深刻だったとし、低温で高湿度の環境が要因となっている可能性があると明らかにした。

ドイツ北西部ギュータースローの食肉処理場で新型コロナウイルスの集団感染が発覚した。これまでに1000人以上の従業員が検査を受け、650人以上の感染を確認。

世界

・新型コロナウイルスの感染が確認された人は世界全体で835万1427人で、亡くなった人は44万9027人となっています。
・韓国で確認された新型コロナ感染者は18日午前0時までの24時間で59人増加した。

超過死亡

平年の死者数をもとにした予想死者数より多い、いわゆる「超過死亡」から、COVID-19パンデミックの影響で亡くなった人の数が、各国政府の公式発表よりも場所によってははるかに多いことがうかがえる。

日本 (3月01日 – 3月30日)

日本 の死者数は平年より 0.3% 高く、平年より 400 人が多く死亡した。
隣国・韓国と異なり、日本は新型コロナウイルス検査の大量実施を優先していない。それでも日本の超過死亡は少なく、新型ウイルスの被害が相対的に小さかったことを示している。

韓国 (2月01日 – 3月30日)

韓国 の死者数は平年より 5% 高く、平年より 2400 人が多く死亡した。新型コロナウィルス感染症でなくなった人を毎月2000人以上低く公表している。

インドネシア (3月01日 – 5月31日)

インドネシア の死者数は平年より 55% 高く、平年より 4700 人が多く死亡した。

イギリス (3月07日 – 6月05日)

イギリス の死者数は平年より 43% 高く、平年より 64500 人が多く死亡した。

アメリカ (2月16日 – 5月02日)

アメリカ の死者数は平年より 16% 高く、平年より 97300 人が多く死亡した。

PCR検査実施数が多い国ほど、新型コロナウィルス感染症が原因で死亡した患者の実態をつかめていないことが分かる。

対策

接触アプリの仕組み

新型コロナウイルス感染症の対策として、スマートフォン向けの接触確認アプリの利用を呼び掛けた。「接触確認アプリ」は、個人情報や位置情報は取得しない。

 半径1m以内に15分以上、近くにいる人とのスマートフォンとBluetooth経由で情報(一時的に発行される匿名化したデータ)を交換。記録から14日経つと消去される。

 ユーザーは医療機関で新型コロナウイルス感染症の陽性を診断されれば、処理番号もあわせて通知される。この番号を添えて接触確認アプリから「陽性だった」と申告する。その後、通知サーバーから、陽性報告があった人の近くにいた別のユーザーのスマートフォンへ、1日1回、通知が送られる。

入国制限緩和

政府は18日の対策本部で感染状況が落ち着いている国や地域のビジネス関係者らにかぎり、日本を訪問する前のPCR検査で陰性が確認されることなどを条件に入国を認めるなどとした方針を決定しました。
・公共交通機関を使用しないこと、
・日本を訪問する前のPCR検査で陰性を証明することや入国時にも検査を受けること、
・それにスマートフォンなどの位置情報を2週間保存することなどを、
入国を許可する条件にあげています。

そのうえで、日本人を含めた入国者が2週間の待機期間中にビジネス活動を望む場合は滞在場所や訪問先、面会予定者などを記入した「活動計画書」の提出を条件に待機措置を免除するとしています。

スウェーデン抗体保有率が約6.1%

都市封鎖(ロックダウン)を実施していないスウェーデンで、国民の抗体保有率が約6.1%にとどまっていることが最新の検査で分かった。スウェーデンは国民の多数が感染することで免疫を得る「集団免疫」の獲得を目指しており、期待を裏切る結果となった。

しかし、スウェーデンの超過死亡率は他のヨーロッパ各国より低く、他国は、都市封鎖(ロックダウン)を実施してもスウェーデンよりも多くの死亡者を出している。都市封鎖(ロックダウン)による対策はさほど効果的でないことが分かる。

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