6月18日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況

本日までの新型コロナウイルス感染症に関する状況を簡単にまとめます。

新型コロナウイルス感染症の発生状況

2020年 6月18日
国内感染者1万7689人 死亡者935人
海外感染者803万5364人 死亡者43万6918人

国内

・東京都で16人、神奈川県で7人、北海道で6人、大阪4人の感染が確認されるなど合わせて46人の感染が新たに発表されています。

海外

インド感染拡大が続く

インドで新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない状態が続いている。政府が6月に入り、拡大防止のための全土封鎖を大幅に緩和したこともあり、連日、約1万1000人が新たに感染。地元紙タイムズ・オブ・インディアは専門家の話として、「感染のピークは11月半ばごろ」と報じた。

アメリカ大幅に増加

米国各地で経済活動が再開される中、複数州で新型コロナウイルス感染者数が2週連続で大幅に増加している。

アリゾナ、フロリダ、オクラホマ、オレゴン、テキサスの各州は16日、1日の新規感染者数の増加幅がこれまでの最高を記録。ネバダ州では同日、1日の新規感染者数が約3週間ぶりに過去最高を更新した。

対策

感染と人口密度・高齢者率

新型コロナウイルスは人口密度が高い地域ほど流行が収束するまでの期間が長くなり、感染者や死者の数も増える傾向にあるという分析結果を名古屋工業大学のグループがまとめました。
・流行が収束するまでの期間と最も関連があったのは「人口密度」で、人口密度が高いほど収束までにかかる期間が長くなる傾向にあることがわかったということです。
・人口密度や高齢者の割合が高いほど、感染者数や死者数が増える傾向がありました。

学校でクラスター

北九州市

北九州市小倉南区の小学校について、厚生労働省のクラスター対策班がまとめた暫定報告で、感染の機会の可能性として、授業中や登下校時などが考えられると指摘されました。教室で着席した児童たちが体の向きを変え、近い距離で話をしていた可能性があるとしています。

また、感染した児童の中には、一緒に遊んだり下校したりするなど接触の機会が確認され、「感染の機会の可能性としては、授業中や休み時間、登下校時などが考えられる」と指摘しています。

名古屋市

名古屋市で新たに女子中学生ら3人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、通っている市立中学校が18日から臨時休校になります。  新たに感染が確認されたのは、名古屋市の女子中学生と40代の母親ら3人です。 母親は、今月2日にパキスタンから帰国し、空港の検疫では陰性でしたが、改めて検査した結果、17日、陽性が確認されたということです。

自衛隊の積極的なコロナ対策

健康と言う観点からすると、疫病対策には消極的な対策と積極的な対策があります。病気に感染してしまってから事後対策に追われる、治療的、対象療法的な対策を消極的対策と言います。

一方、日ごろから健康的な生活に心がけ、感染の未然防止にむけた予防的な対策を積極的な対策と言います。

「見えない敵」との戦いに勝利した自衛隊の積極的なコロナ対策について紹介します。

自衛隊は「ダイヤモンド・プリンセス号」での対応で派遣隊員から一人も感染者を出すことなく任務を完遂した。 その「勝因」は何なのか。
・隊員一人ひとりが責任感と使命感をもち、防護のための基本動作を愚直に実践してくれたこと。これらは「見えない敵」との戦いである点で、新型コロナへの対応と共通しています。さらにいえば、部隊は平素からNBC(放射能、生物、化学)防護の訓練をしていたため、その恐ろしさや感染防護における基礎動作の重要性を認識していました。
・自衛隊には、ウイルスの感染防護に知見を有する衛生部隊がいます。彼らが現地において、一般の部隊に対して教育を行なったことで、感染防護に必要な知識を派遣前から普及しました。
・標準的な予防策を徹底しています。患者の対応にあたる医官や看護官は、必要に応じてN95マスクやガウンを着用し、手指消毒の感染防護策を実施するほか、日々の業務終了時に体温を測定し、健康管理に万全を期しました。

医療

治療薬

イギリス、オックスフォード大学の研究チームは、炎症を抑える作用のある既存の薬を新型コロナウイルスの複数の患者に投与した結果、一定の割合で死亡率が下がったとする研究結果を発表しました。

具体的には、気管挿管や気管切開を伴う人工呼吸器をつけた患者でおよそ35%、マスクをつけて酸素を供給した患者でおよそ20%、それぞれ薬を投与しなかった患者に比べて死亡率が下がったということです。

蚊で感染するか?

「蚊に刺されると新型コロナウイルスがうつるのではないか」 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が収まらない中、夏に向けて、そんな声を聞くようになった。病原体はその種類によって、虫によって運ばれやすいものがある程度決まっている。虫に運ばれやすいのは、「節足動物媒介感染症」と呼ばれるタイプの感染症だ。コロナはこの分類に含まれておらず、蚊ではうつらないと考えられる。

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