5月30日コロナウィルス感染症の状況

経過と近況

5月30日までの新型コロナウイルス感染症に関する状況を簡単にまとめます。

新型コロナウイルス感染症の発生状況

2020年 5月30日
国内感染者1万6833人 死亡者889人
海外感染者580万3416人 死亡者35万9791人

国内

北九州26人、東京22人、神奈川10人、空港10人など合わせて74人の感染が確認されました。
・九州市は、市内で新型コロナウイルスの感染確認が急増している状況について「第2波の真っただ中にいると認識している」と述べたうえで、調査を徹底し、封じ込めに全力を尽くす考えを示しました。
・東京都は、若い人や夜の繁華街に関係した人の感染者増えてきている。専門家会議の指示に従って、必要な時には「東京アラート」を出すとのこと。

専門家会議は、感染者数が増える兆しが見られるとしたうえで、感染の「次なる波」に備えて、検査の過程を点検し、改善の対策を行ったかや、患者の症状の程度に応じた医療機関ごとの役割分担が明確にされているかなどおよそ50のポイントをまとめたチェックリストを示し、都道府県などに検査や医療などの体制整備を進めるよう求めました。

 

海外

・米国の感染死者が10万人を超えた。感染者は170万人。経済・社会活動の再開によって再び感染が拡大している地域もあり、ウイルスとの闘いの終わりが見えない状態だ。
・5月1日時点では8万5000人だったブラジルの感染者が5倍以上の約44万人まで増加。ペルー、チリ、メキシコなど中南米各国での感染拡大が顕著となっている。

・ワシントンの外出禁止が解除される。
・抗マラリア薬が、COVID19患者の死亡率や心臓リスクを高めるとの研究結果について、複数の科学者が疑義を呈した。
・韓国で確認された新型コロナウイルス感染者は24時間で58人増加した。韓国政府はソウル首都圏の美術館や公園などを一時的に閉鎖すると発表。状況がさらに悪化すれば、社会的距離措置の強化を検討するとしている。

医療

病院や診療所が経営悪化に直面している。患者受け入れに伴う感染防止対策の費用負担のほか、院内感染を警戒した外来患者が受診をためらう状況が続き、減収に陥るケースが各地で続出。

 

対策

製品評価技術基盤機構(NITE)は、「次亜塩素酸水」について、「現時点において、新型コロナウイルスへの有効性は確認されていない」との中間結果を発表した。
有効と判断された界面活性剤は、以下の7種。
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
・アルキルグリコシド(0.1%以上)
・アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
・塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
ただし、これらは身近な物の消毒用で、手指・皮膚には使用してはいけない。

教育

大阪は28日、学校再開に向けた「新型コロナウイルス感染症対策マニュアル」を作成し、府立学校や府内の市町村教育委員会へ通知した。
・清掃活動について、教育活動として児童生徒に課すトイレの便器掃除について感染リスクが高いため控える。
・取っ手や手すりなど多くの児童生徒が手を触れる場所を消毒液で清掃
・教室で1~2メートル程度離れて座るなどを要請
・部活動の再開時期を6月15日からとし、熱中症対策などの注意を呼び掛けている。
・府立高校の夏休みを42日間から10日間に、冬休みを14日間から7日間にそれぞれ短縮する方針を明らかにした。

感染源

ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は29日、米国が世界保健機関(WHO)との関係を解消すると表明した。WHOを中国の「操り人形」だと批判し、資金を他の世界規模かつ価値のある国際公衆衛生ニーズに振り向けるとのこと。

 

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