5月28日コロナウィルス感染症の状況

経過と近況

5月28日までの新型コロナウイルス感染症に関する状況を簡単にまとめます。

新型コロナウイルス感染症の発生状況

2020年 5月28日
国内感染者1万6696人 死亡者869人
海外感染者561万4458人 死亡者35万0958人

国内

北九州市8人、東京11人、北海道5人、神奈川5人など合わせて35人の感染が確認されています。東京都の11人のうち8人の感染経路が不明。複数人が接客を伴う飲食店などで勤務する従業員だったとのこと。夜の繁華街での感染拡大を防ぐことで第2派を止めることができるようになることでしょう。

 

海外

世界の新型コロナウイルス感染症(COVID19)による死者数は35万人を超えた。米国では死者数が10万人に近づいている。韓国では、24時間で40人増加した。

韓国

韓国疾病予防管理局(KCDC)は、27日深夜時点で新たに79人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。

韓国で全国の高校2年生と中学校3年生、小学校1・2年生、幼稚園児の登校・登園が始まった27日、新型コロナウイルスの新規感染者が急増に転じ、教育当局は緊張を強めている様子だ。

ソウル近郊のプチョン(富川)にある物流センターでも集団感染が発生して、これまでに従業員とその家族合わせて36人の感染が確認されているとのこと。韓国では1回のクラスターが発生すると非常に多くの感染者がでる。一人が感染させる人数ではありえない数である。感染者として発表されている患者の多くは「擬陽性」であると思われる。

PCR検査では感染していても「陰性」と判定されることがあります

韓国では物流センター関連だけで3000人をPCR検査する予定です。仮に、この3000人の中で20人の人が罹患していたと仮定しましょう。20人の罹患者は全員感染したばかりであるとすると、体内のウィルスはまだ少ないです。

上の図はインフルエンザと新型コロナウィルスに感染した時のウィルスの増加の様子を表したグラフです。新型コロナウィルス感染症ではウィルスが極めてゆっくり増殖しています。したがって、感染したばかりの患者はPCR検査で正確な判定を出すのに必要なウィルス量に達していません。20人の罹患者のPCR検査の結果は誤判定する確率は極めて高いです。ウィルスが少ないのですから、「擬陰性」とまちがって判定されることは容易に分かります。20人のうち5人が「擬陰性」と判定されてしまったら、この人たちが感染を拡大することになってしまうのです。現実は「偽陰性」はもっと多いです。「抗体検査」をすると10倍から数十倍もの感染者が見つかります。

 

中国

中国の大気汚染、あっという間にコロナウイルス以前より悪化したとのこと。そのほとんどが石炭火力発電所によるもの。呼吸器系の疾患者が増え死亡者が再び急増してくることでしょう。ウィルス拡散に続き二酸化炭素放出と世界にどれだけ迷惑をかけるのでしょうか?呆れる国だが、指導部に反省の色は見えない。

医療

処方箋の宅配サービス

オンラインでの診療が初診から認められ、薬も、電話やオンラインで薬剤師の服薬指導を受けたうえで、配送で受け取れるようになりました。

川崎病の症状

新型コロナウイルス感染症と診断された子どもに、川崎病の症状の一部またはすべての症状が見られたという報告が相次いでます。新型コロナウイルスに感染した子どもの川崎病に似た症候群の原因はまだ分かっていません。
・イタリアでは、10人の小児(平均年齢7.5歳、男児7人)が、川崎病に類似した炎症性疾患のために入院した。
・ニューヨーク州でも、イタリアで報告されている症例と類似した炎症性疾患の小児患者が102人、報告されている。
・英国やイタリア、フランス、スペイン、スイスといった欧州諸国でも、少なくとも50人以上の症例が報告されている。

紫外線がウィルスに効果

宮崎大と医療機器・航空部品メーカー「日機装」(東京)は27日、同社が開発した「深紫外線LED(発光ダイオード)」の光を新型コロナウイルスに照射したところ、ウイルスの感染力が99・9%以上減る効果があったと発表した。

後遺症

イタリアの呼吸器学会は27日までに、新型コロナウイルス感染症から回復した人のうち3割に呼吸器疾患などの後遺症が生じる可能性があると指摘した。少なくとも6カ月は肺にリスクがある状態が続く懸念があるという。

治療薬

日本で承認されたレムデシビルは、投与する期間が5日間でも、10日間投与する場合と大きな違いはないとする研究結果が公表されました。論文では、「今回の研究では薬がどの程度効果を示したのかはわからない」としたうえで、分析の結果、薬の投与期間が5日間でも、10日間投与する場合と、回復の経過などに大きな違いはなかったと結論づけています。

今のところ新型コロナウィルスからあなたやあなたの家族、友人、同僚を守る最高の手段は「新しい生活様式」を生活習慣として身に付けることだけのようです。

 

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